性教育と初体験

ここ最近は一昔前（昭和頃）よりも少し過激な表現で性を教えている学校もあるようだが、オイラが中学校、高校のときはエッチをどのようにするのかを習った記憶はない。うろ覚えだが、イカツイ体格をした男性の体育教師がかなりお堅い表現の簡単な説明だけですませていた気がする。
少なくとも女教師が実技指導・・・ってのはなかった（笑）多分やったら教員免許取り消しってなるやろし。 ってな訳で、学校での性教育ではエッチの方法は全く分からなかった。
実際にそのエッチの方法をどうやって覚えたかと思い出してみると、AVや友達とのバカ話の中で覚えて、それをソープで実践して（当然ギコチナイものだったが・・）覚えていった記憶がある。

教科書で理屈だけ覚えさせて実技は全然教えない現在と違い、実践と実用書（春画）にて頭と体で教わっていたようだ。

では戦国時代の少年、少女はどうやってエッチを覚えたのか？？
まずエッチの知識は春画等のエロ本で得ていたらしい。時代は違えど、よく似てるね 。

実技（筆下ろし）はどうだったのかと言えば、ちょっとした武将クラス（織田信長や武田信玄等）の男子の場合。
彼等は１５歳ぐらいで元服（成人式みたいなもの）すると、ご就寝の際に一緒に寝てくれる女性が付いたらしい。そしてその女性がエッチの手ほどきをしたようなのだ。
または乳母が教えたなんてこともあったと思われる。
下級の武士の場合だと、元服後に先輩達と町へ繰り出し、遊女（尼寺？）で筆下ろし・・・なんてこともあったようである。１５歳だとあっさりと暴発してしまったことだろう（笑）

庶民については、都会の場合、先述の下級武士のような感じで遊女と初体験ということが多かったようだ。
ただし、こういうことは現在でもあることだが、成人になる前にすでにやっちゃっていた、ませたガキ共もいたとは思う。

ちなみに田舎、つまりムラではどうだったのか？
これは成人（１５歳ぐらい）になると儀式として、熟女がエッチの手ほどきをしていたらしい。
オコモリといって、成人した村の男の子達が熟女達とチョメチョメをしたのだ。ちょっとした乱交だけど、当時は現在のようにエッチにたいし偏見をもっていなかったみたいで、逆に神聖な事として捉えていた気がする。
かなり淫靡で、お互いに気持ちは良かった？筈だけど、決して遊びでこんなことをしていた訳ではなかったように思える。

さて女性はどうだったのだろう？よい史料が見当たらなかったのだが、おおかた月経が終った女性は成人とみなされていたようで、各地で年齢にはバラつきがあり、１４歳から１７歳ぐらいだったらしい。武家の娘の場合は髪上げの式を行ったようである。
彼女達が成人を迎えた際にエッチの具体的方法を教わっていたのかは分からなかった。ただ、春画の類を見たり、両親のチョメチョメを覗き見したり、母親、友達同士の会話の中で、おおまかな、やり方は覚えたと推察される。
実際の女性の初体験に関してははっきりとした史料を見ることが出来なかったが、一人前の女性になるにあたり、主に年配の男性（家柄等もしっかりしている）が処女を奪い、晴れて”おんな”に・・ということがあったらしい。
これは戦国当時そうだったのかどうかがちょっと分からないことなのだが、このころは血（出血）を忌み嫌っていたと言われているから、処女を奪う役目の男がいたとしても不思議はないと思える。
現在では『あいつの処女を奪ったぞぉ』と自慢する輩がいたりするけど、当時の男からすると、縁起悪ぅって感じだったのかもしれない（笑）

ただし庶民の女の子は、戦での陵辱で、”おんな”になるための儀式を済ませる前に奪われてしまうということは結構あったんじゃないかな・・

最近では、ＡＶの影響からか男性はいきなりポコチンを入れて、蒸気機関車のごとくピストン運動をする。これはあまり女性に受けが良くなく、エッチの際、好きな男性の顔を立てて、女性は感じてるフリをしていることが多いらしい。
戦国当時のようなエッチの実技指導を、学校、または町ぐるみですべきなんだろうけど、まだエッチが偏見で見られる日本ではその日が来るのはまだまだ先になりそうだ・・。