自由恋愛

　この章では武家の男女ではなく、庶民の男女の恋愛について書いています。
ちなみに、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康、武田信玄等の武家の男女については自由恋愛というよりも 政略結婚、また合戦にて女性の人質を妾（敵軍の大将格のお姫様等）にする場合が大半で、一般庶民と関係を持つことはまずなかった。（単に記録にないだけかも知れないが）今で言うなら○○財閥や有名政治家としがない農家やサラリーマンの娘、息子と結婚することがほとんど無いのと同じようなことだろう。

フロイスの著作に『日本史』（Historia de Iapan）というものがある。戦国当時の文化、風俗などが結構細かく書かれている。フロイスは織田信長のお気に入りの宣教師だったが、秀吉の伴天連追放によって、当時の中央（畿内）から長崎へと逃れている。

さてフロイスはどのように書いているのか？
まず当時の女性に関しては、今のコギャル、援交少女も「失礼しました〜」って感じで、女性でもお泊りや不倫も日常茶飯事としているのだ。 そして結婚している男女は相手の許しもらったりや遠慮もすることもなく好きなように遊んでいたらしい。
今のようなちゃんとした法律や学校も無かった時代だから、それが当たり前というか、お互いに罪悪感も感じなかったのだろう。親も怒るようなことも当然ない。
それをフロイスがあえて書いているのは、当時の西欧では考えられなかったことだったからだろう。
しかしながら当時はあちこちで戦や村同士の争いがたえなかった戦国時代。庶民の男は虫けらのように死んだ。感傷に浸っている暇はない。それぐらい女性もタフでなければ生きていくことができなかったんじゃないのだろうか？

恋愛して”いたすことをいたした”結果、当然のことながら子供ができてしまう。 当時は顔面発射やコンドームもなかったし、膣外での射精が避妊になることすら知らなかったのかも 知れない。出来てしまった子供をどうしたかというと、踏んづけて殺した。そして、堕胎事体そんなに罪悪感も なかったような感じがある。
なぜ育てなかったか？？それは庶民がみんな貧乏だったに他ならない。
そして、お坊さんも流産させる薬を子供が出来てしまった女性に売ったらしい。
当時の男性女性にＡＶばりの顔面シャワーなどを教えていたらこのような悲劇はなかったのかも知れない・・・。


村々に掟はあったろうけど、そんな中でも当時の人々は恋愛を楽しんだ。