戦国時代の合戦事情
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PC版『戦国時代の合戦事情』
■借金に悩んだ領民達
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現代でも多くの人達が借金の返済に頭を抱えている。個人のみならず、国すら数百兆円の借金をしている状態。。つい最近では夕張市が財政破綻し、その地域に暮らす人々に多くの負担を強いている。
戦国時代はどうだったかといえば、やはり借金に悩んだ人々は存在した。
とは言っても、当時は農民、町民などの一般大衆個人では借金が出来なかった。というよりも必要なかったというのが正しいかも知れない。
なぜなら個人は村や町に属すると言う形で存在しており、さらに言えば、属していなければ、生きることすらままならなかったのだ。
なので、借金をするというのは村、町単位であった。
もちろん領主も軍役を果たすために借金をする場合もある。
村、町が借金をする場合は、主に隣の村町と喧嘩(合戦)をする場合に援軍を頼んだ時や、裁判の時。これらの費用には莫大な資金が当時かかって、返済までに数年かかったりしている。
ただし裁判に関しては、目安箱という大名に直接訴えることが出来るようになって以降は、その費用はかなり軽減された。
一方お金を貸している方も、返済が滞れば当然現代と同じで取り立てにいき、場合によっては人質をとったりした。そしてこの取立ての際に争いになることも当然あった。
さすがに現代では人質を取るまではないものの、なんかちょっと前にテレビでも話題になった消費者金融問題を思い浮かべてしまう・・。
村町同士の争いは戦国が終った江戸時代初期まで日本各地で続いていたことを考えると、借金のやり繰りに頭を抱えていた村や町が戦国期ずっと存在していたのはほぼ間違いなさそうだ。
現代の借金返済に関するサイト
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